2025 02 26 Wed

Webマーケティングで結果が出ない本当の理由

2025 年 2 月 26 日 by 松崎

お知らせ 代表の日記

「Web広告を出しているのに問い合わせが増えない」
「SNSでの情報発信を頑張っているのに、なかなか成約に結びつかない」
「メルマガを配信しても、反応が今ひとつ」

こんな悩みを抱えていませんか。
効果があると聞いた集客方法、流行りのSNSでの集客に取り組んでも、思うような結果が出ないのはなぜでしょうか。

オフィスで机に向かい、赤いノートパソコンを見つめて作業をする女性

実は、その原因の多くは「集客の着地点となるホームページ(LPページ)が最適化されていない」ことにあります。
今流行りのSNSで情報発信を頑張っても、効果的と言われる集客方法を取り入れたとしても、ホームページ(LPページ)が情報を求めるユーザーに対して正しく最適化されていなければ、その結果を最大限に引き出すことはできません。

前回の記事「Webマーケティングの成功を支えるSEO戦略」で本質的なSEOの重要性について説明していますが、この記事では、いくつかの事例でSEOの必要性について説明したいと思います。

なぜホームページの最適化が重要なのか

実店舗で例えると、ホームページの最適化が不十分な状態で集客を行うのは、
「入り口の自動ドアの反応が悪い」
「店内の照明が暗い」
「商品の陳列が雑然としている」
「商品がホコリをかぶっている」
「商品説明が不足している」
「スタッフの態度が悪い」
「接客レベルが低い」
「型遅れの商品しか並んでない」
「レジの場所がわかりにくい」
といった状態のお店が、大々的な広告を打って集客するようなものです。

どんなに魅力的な広告を出しても、実際の店舗の状態がお客様に快適な状態でなければ、来店するお客様は満足せず、何も買わずにに帰ってしまいます。

同じように、ホームページでも、訪問したユーザーが「見やすい」「わかりやすい」「役に立つ」と感じられる状態になっていなければ、集客効果を活かすことはできないのです。
また、ユーザーがストレスを感じることなく、スムーズに商品やサービスを見ていけるように配慮することもとても重要ですが、ページの読み込みに時間がかかったり、文字が浮かび上がるのを待たなければ読めなかったりと、スペックの低さをユーザーに強いるホームページが多くあります。
これでは、問い合わせしてもらう、購入してもらうはかなり難しいでしょう。
ユーザーに対して正しく最適化することは、今のホームページでは当たり前に必要な取り組みなのです。

集客方法別、SEO対策不足による具体的な問題点

Webマーケティングの手法は多岐に渡り、ずっと使われている手法から最近取り沙汰されている流行りの手法まで様々です。
でも、集客の方法が違っていても、集客の過程で、ユーザーのニーズに最適化していないホームページ(LPページ)があると、そこでユーザーが離脱してしまい、問い合わせや購入にはつながりにくいでしょう。

Web広告での事例

Web広告は即効性のある集客手法です。
Google広告やSNS広告、バナー広告など、様々な種類がありますが、広告のリンク先がユーザーに対しての最適化が不十分なホームページでは、どの広告でも同じような課題が発生します。
たとえば「初回料金3,000円OFF」という広告を見てホームページに来たのに、詳しく説明されていなくて、通常料金すらわからない状態では、ユーザーはそのホームページを離脱するだけでなく、その商品(サービス)に不信感を抱いてしまいます。
また「事例でわかる導入効果」という広告文句に興味を持って訪れたのに、具体的な事例がほとんどないページでは、広告費を払って呼び込んだユーザーを逃がしてしまうことになります。

広告でユーザーに訴求したことをホームページでしっかりと説明できていないケースは、意外に多く、広告費の無駄遣いにつながっています。
一度失った信頼を取り戻すことは難しく、再訪問してもらえる可能性はほぼないでしょう。

【Web広告での重要ポイント】

  • 広告の訴求ポイントは必ずホームページで詳しく説明する
  • 価格情報は明確に、わかりやすく表示する
  • 導入事例は具体的な数値や効果を含めて紹介する
  • 訴求内容に関連する情報へのリンクを適切に配置する

SNSマーケティングでの事例

SNSでの情報発信は、多くの企業が取り入れている集客方法です。
InstagramやFacebookで商品の魅力的な写真を投稿して「詳しくはプロフィールのリンク(投稿のリンク)から」と案内するのが一般的な方法ですが、実際のところ、リンク先のホームページを見ても、投稿で紹介した商品がどこにあるのかわからないというケースが見られます。
また、SNSでは商品やサービスの特徴をわかりやすく伝えられているのに、ホームページではカタログのような無機質な説明しかないというユーザーニーズへのミスマッチもよく起こっています。
こうなると、キレイな写真と訴求力のあるキャッチフレーズの訴求力のある投稿に引き付けられてアクセスしたユーザーの期待に応えられず、こちらの場合も購入や問い合わせにはつながらないでしょう。
SNSの投稿とホームページの内容は必ず連携させ、ユーザーがストレスなく欲しい情報にたどり着けるよう最適化することが大切です。

【SNSマーケティングでの重要ポイント】

  • SNSの投稿内容とホームページの商品説明を一致させる
  • 投稿した商品への直接リンクを用意する
  • 商品詳細は写真や動画を効果的に活用して説明する
  • ページの表示速度を最適化し、スムーズな閲覧を確保する

プレスリリース配信での事例

プレスリリースを配信したり、メディアに取り上げられたりすると、普段より幅広い層のユーザーがホームページを訪れます。
例えば、新商品のプレスリリースを配信して話題になり、多くのユーザーがアクセスした場合、肝心の新商品ページに詳しい説明がない、掲載されている写真も少ない、価格もわからない、そして問い合わせフォームの場所がわかりづらいといった状態では、せっかくの注目も無駄になってしまいます。
さらに、ページの表示が遅い、ボタンがタップしづらい、スクロールやスワイプがスムーズにできないといったユーザーにストレスがかかる状態となっていると、ほとんどのユーザーが商品の内容を見ることもなく、離脱してしまうでしょう。
プレスリリースで紹介した内容をもっと詳しく知りたいと思って来てくれたユーザーの期待に応えられるように、詳細な情報を文章、画像、動画などで予めしっかりと準備しておくことが重要です。

【プレスリリース配信時の重要ポイント】

  • プレスリリースの内容は必ずホームページで詳しく解説する
  • 商品情報は写真・仕様・価格を明確に提示する
  • 問い合わせフォームはわかりやすい位置に配置する
  • スマートフォンでの使いやすさには特に配慮する

メールマーケティングでの事例

メールマガジンやメールニュースレターは、すでにある程度の興味や信頼を持ってくれているユーザーに直接情報を届けられる便利な情報発信方法です。
しかし、メールで紹介した商品やキャンペーンのページが見つけにくかったり、リンク先のページで十分な説明がなかったりすると、好反応が期待できるメルマガのユーザーに伝えたい情報を届けることがでません。
「期間限定の特別プラン」というメールを送っても、ホームページではそのプランがどこにあるのかわからない状態では、ユーザーの不満を募らせるだけです。
また「新サービスの詳細はこちら」と案内しても、実際のページでは概要程度の説明しかなく、肝心の詳細な情報がわからないといったケースもよく見られます。
メールマガジンの登録者は、すでに商品やサービスに対して関心を持ち、購入や申し込みが期待できる重要な見込み客です。
情報を発信する前に、メルマガユーザーの期待に応えられるコンテンツをホームページで用意しておかないと、徐々にメールも開かれなくなり、最終的には登録解除されてしまう可能性が高くなってしまいます。

【メールマーケティングでの重要ポイント】

  • メールで告知した内容への直接リンクを用意する
  • キャンペーン情報は詳細な条件まで明確に説明する
  • 新サービスは具体的な特徴や利用シーンを示す
  • ターゲットユーザーに合わせた情報の深さを確保する

営業活動での事例

営業担当が展示会やキャンペーン会場などで「詳しい内容は、ホームページをご覧ください」とお客様に案内することはよくあります。また、名刺交換の後、会社の情報を確認しようとホームページを見に来てくれることもよくあります。
しかし、営業で話した内容とホームページの情報が合っていなかったり、商品の詳細がわかりづらかったりすると、せっかくの商談の流れが途切れてしまいます。

例えば、営業担当が「導入事例がホームページにありますので」と案内したのに、実際には数枚の写真と一般的な概要程度の説明しか載っていない状態では、詳しい内容を求めてきたお客様には不信感を抱かせてしまいます。
また「料金表はホームページで確認できます」と伝えたのに、結局問い合わせないをしないとわからないようになっていたりすると、営業担当者は信用を失ってしまうかもしれません。
対面営業で築いた信頼関係も、その後にホームページで必要な情報が得られないと、結局は他社のホームページを見て、そちらに決めてしまうケースも少なくありません。

【営業活動での重要ポイント】

  • 営業トークとホームページの内容を一致させる
  • 導入事例は具体的な効果や感想まで掲載する
  • 料金体系はわかりやすく明示する
  • 商品・サービスの詳細情報を充実させる

さまざまな集客施策で見られる共通の課題

これまでの事例でわかるように、Web広告、SNS、プレスリリース、メールマガジン、営業活動など、どの集客方法においても、ホームページの最適化が不十分だと同じような問題が発生してしまっています。

それは「ユーザーが求める情報にたどり着けない」「期待した内容が見つからない」「使いづらい」という基本的な問題です。また、せっかくの集客チャンスを逃すだけでなく、いくつかのマイナス効果も生まれてしまいます。

  • 集客コストの無駄
  • ユーザーからの信頼低下
  • ブランドイメージのダウン
  • ユーザーが競合他社に乗り換え
  • 営業機会の損失

集客方法をどれにするか検討するとともに、まずホームページをしっかりと整備することが重要です。
「訪問したユーザーに満足してもらえるように環境を整える」という視点で、ホームページを見直す必要があります。

ホームページは単なる情報掲載の場ではなく、ユーザーとの大切な接点であり、信頼関係を構築する重要な場所です。
なので、技術面での最適化、コンテンツの充実、ユーザー体験の向上という3つのポイントで、総合的に改善を進めていく必要があります。

効果的なSEO対策の3つの柱

1. 技術面での最適化

技術面での最適化は、ユーザーの使いやすさと検索エンジンからの評価に直結する重要な要素です。
特にページの表示速度は、多くのユーザーがスマートフォンでアクセスするようになっている現在、最も重視して取り組んでおかなければならないポイントとなっています。
例えば、画像の最適化、JavaScriptの効率的な読み込み、キャッシュの適切な設定など、様々な技術的アプローチを組み合わせることで、ページ表示速度を大幅に改善できます。
また、サイト構造の最適化も重要です。
適切な階層とナビゲーションを設計して、パンくずリストやサイトマップも正しく実装し、ユーザーが求める情報にスムーズにたどり着けるように配慮しておく必要があります。
さらに、セキュリティ対策として常時SSL化やセキュリティヘッダーの適切な設定を行い、安全な閲覧環境を提供することも重要です。

【技術面での最適化ポイント】

  • ページ表示速度の徹底的な改善
  • モバイルフレンドリーな設計の実現
  • 適切なサイト構造の実装
  • セキュリティ対策の徹底

2. コンテンツの充実

コンテンツの質と量の向上は、ユーザーの満足度と検索エンジンからの評価を高める上で不可欠です。
ユーザーが求める情報を、わかりやすい文章と内容に合った適切な画像で丁寧に説明することが基本です。
製品やサービスの特徴、導入事例、料金体系、お客様の声など、ユーザーが検討に必要なだと思われる情報を余すことなく提供しましょう。
特に導入事例については、具体的な数値や効果、お客様の声など、リアルな情報を含めると説得力が増します。
また、業界の専門知識や最新トレンド、お役立ち情報なども定期的に発信することで、検討中のユーザーの再訪問を促します。
コンテンツは単なる情報の羅列ではなく、ユーザーのニーズに応える、課題解決につながる、実践的な内容を心がけることが重要です。

【コンテンツ充実のポイント】

  • ユーザーニーズに応える情報を掲載
  • 具体的な事例や数値の提示
  • わかりやすい文章と最適な画像の活用
  • 定期的な情報更新

3. ユーザー体験の向上

ユーザー体験(UX)の向上は、ユーザーの満足度を高め、問い合わせや購入といった具体的な結果につなげる重要な要素です。サイト内の導線を整理し、目的のページにスムーズにたどり着けるようナビゲーションを工夫することが基本となります。
特に重要なポイントは問い合わせフォームの設計です。
わかりやすい場所にリンクを配置し、入力項目も必要最小限にすることで、ユーザーの負担を軽減することができます。
また、デバイスに応じた適切な表示も重要です。
スマートフォンでは画面サイズに合わせたレイアウト調整、タップしやすいボタンサイズ、スムーズなスクロール、フリック・スワイプ・ピンチイン/アウト時のスムーズな操作性など、ユーザーの目線での細かな配慮が必要です。
さらに、Webアクセシビリティの向上も欠かせません。
色のコントラスト比や文字サイズの適切な設定、スクリーンリーダーへの対応など、多様なユーザーが快適に利用できる環境を整えることで、売上の向上を見込めるだけでなく、サイト全体の価値も高めることができます。

【ユーザー体験向上のポイント】

  • 直感的なナビゲーション設計
  • 最適化された問い合わせフォーム
  • デバイス別の表示最適化
  • アクセシビリティへの配慮

SEO対策による具体的な効果

正しいSEOを実施することで、さまざまな集客施策の効果が大きく向上します。

例えば、Web広告では、広告からの訪問者が求める情報にスムーズにアクセスできるようになり、コンバージョン率が改善します。SNSマーケティングでは、投稿を見て訪れたユーザーが期待通りの情報を得られ、商品購入や問い合わせにつながりやすくなります。プレスリリースやメディア掲載の効果も持続的なものとなり、一時的な話題で終わることなく、継続的な集客につながります。また、営業活動との連携も強化されて、対面での商談後のフォローがスムーズになり、営業行為の効率化、成約率の向上などが期待できるようになります。

こういった効果は、費用対効果でのメリットだけじゃなく、企業のブランド価値の向上やユーザーとの信頼関係の構築にもつながり、長期的な事業の成長も見込めるようになります。

広告運用での効果

  • クリック後の離脱率低下
  • 商品理解度の向上
  • コンバージョン率の改善
  • 広告費用対効果の向上

SNSマーケティングでの効果

  • 投稿からの訪問者満足度アップ
  • 商品購入・問い合わせの増加
  • フォロワーとの信頼関係強化
  • 自然なシェア・拡散の促進

プレスリリース効果の最大化

  • メディア露出効果の持続
  • 商品・サービスの理解促進
  • 問い合わせ・購入への円滑な誘導
  • ブランド認知度の向上

営業活動との相乗効果

  • 商談の成約率向上
  • 信頼関係の強化
  • 営業効率の改善
  • 顧客満足度の向上

SEO対策不足がもたらす影響

適切なSEOを行われていないホームページでは、様々な非効率と無駄が発生しています。

最も大きな問題は、せっかく集客したユーザーの高い離脱率です。
Web広告やSNS、プレスリリースなど、あらゆる集客方法で訪れたユーザーが、必要な情報を見つけられずにすぐに離脱してしまいます。この離脱は単なる機会損失だけでなく、その後のマイナス評価にもつながります。

スマートフォンでの表示が遅い、情報が見つけにくい、問い合わせがしづらいといった使いにくさを経験したユーザーは、二度とストレスフルな体験をしたくないので、再びそのサイトをアクセスすることはないでしょう。

また、検索エンジンも、ユーザーの不満を示す行動データ(直帰・離脱・滞在時間など)を参考にしていて、複合したマイナス要因が組み合わさった状況が続くと、ホームページの評価を下げてしまい、結果として検索順位が下がってしまいます。

さらに広告費用の無駄遣いも見過ごせません。
いくら広告予算をかけても、着地点となるページが最適化されていなければ、費用に見合う結果が得られません。

ホームページを適切に最適化していないと、時間的にも予算的にも、そして何より貴重な集客機会を逃すという意味でも、中小企業に大きな損失が発生してしまいます。

WebマーケティングでのSEOの重要性

Webマーケティングと言っても、サービスを提供している会社によって主軸となる取り組みに違いがあります。web広告が中心だったり、SNSマーケティング専門だったり。当社もコンテンツマーケティング、Web広告、SNSの活用などを軸に集客を行っています。
こういったWebマーケティング会社に集客を依頼する際に気をつけたいのが、記事でも説明してきた通り、集客を開始する前にユーザーが着地するホームページを適切に最適化してくれるかどうかです。理由は記事の通りです。

Webマーケティングの成功には、適切なSEO対策が不可欠です。
それは単なる検索順位の向上だけでなく、すべての集客施策の効果を最大化し、継続した集客や事業PRを実現するための基礎になります。

中小企業にとっては、限られた予算で最大の効果を出すために、まずホームページのSEO対策をしっかりと行うことが集客の取り組みの初期段階で絶対に必要な取り組みだと言えます。
技術面での最適化、コンテンツの充実、ユーザー体験の向上、これら3つの要素を総合的に改善していくことで、様々な集客方法での効果を高め、効率的なWebマーケティングをが実現できるようになります。

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